最近見たDVDなど

最近見たDVDなどを忘れないように記録しておきます。


SHERLOOK シーズン1(2010,BBC)

今週末に公開されるのを前に,シーズン1を一気見してしった。

一言でいうと漫画的。コミックス的。とにかくホームズ&ワトソンのキャラクターの魅力が立っている。現代ロンドンの街で,スタイリッシュにスーツを着こなす長身のシャーロック(ベネディクト・アンダーソン)と,シャーロックに振り回されているように見えて,実は結構ちゃんとシャーロックを解決に導いているジョン・ワトソンマーティン・フリーマン)。

肝心のトリックはいつも微妙。たとえば第1話「A STUDY OF PINK」ではオープニングで第1の被害者が電話で「タクシーに乗ってよタクシーに!」と言われていた。この時点で「ロンドンの街で不特定多数の被害者に怪しまれずに接触できる人」がどんな人かなんて,ドラマの登場人物以外=視聴者は全員分かっている。なのにせっかく張り込みで見つけたタクシーの運転手に注意を払わず客だけ尋問するなんて…。
犯人の動機も微妙。結局3人はどうやって選ばれた?犯人に恨みを買う理由なんてないのでは?では誰でもよかったのか。しかし第3話ラストで満を持して登場したM教授は「殺人依頼のプロ」だった。え,じゃあ誰でもよかったのにプロに依頼したの?うーん,この終盤あたりはがっかりした。

しかしシーズン1の3話を見終えてあらためて考えてみた。うん,でもこのドラマにおいてトリックの整合性はそんなに重要じゃない。

はじめに書いたようにこのドラマはコミック的。登場人物のキャラクターがとても立っていて,このキャラたちをいかに魅力的に魅せるかが大切なのだ。そしてそれは十二分に達成されている。
たとえばセリフがないシーン,登場人物を見せるだけのシーンがきれいだ。探偵コンビがタクシーで移動しているシーンが多いが,ロンドンの都会的な街並みのネオンを背景としてイケメンの顔をアップで映す。キャーだ。



ジュリー&ジュリア(Julie&Julia,2009,米)

解説:実在の料理研究家ジュリア・チャイルドと、ジュリアに憧れる現代のOLジュリー。50年の時を隔てた2人の女性を「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」のノーラ・エフロン監督が描いた人間ドラマ。食べることが大好きなパリ在住のアメリカ人ジュリアは、名門料理学校で習得した誰でも簡単に作れる家庭料理の本を出版し、本は大ベストセラーとなる。50年後のニューヨーク、作家になる夢をあきらめたOLのジュリーは、憧れのジュリアのレシピに挑戦し、それら全てをブログに綴ることを思いつく。(以上,映画.comより)



ハッピー・フライト(Veiw from the Top, 2003,米)

解説:国際線のスチュワーデスを夢見る女性が、様々な障害に遭いながらも目標へ向けて奮闘する姿をコメディタッチで描く。監督は「クアトロ・ディアス」のブルーノ・バレット。主演は「愛しのローズマリー」のグウィネス・パルトロウ
ストーリー:小さな町で生まれ育ち、一度も町を出たことのないドナ(グウィネス・パルトロウ)の夢は、華やかな国際線のスチュワーデスになること。ある日、テレビでカリスマ・スチュワーデスが『誰でもなりたい自分を想像して、信じて努力をすれば、その夢を必ず自分のものにできるのよ』と言ったのを観たドナは、その言葉に背中を押され、地元のマイナー航空会社のドアを叩く。首尾よく乗客わずか50人足らずのコミュータ機のスチュワーデス...(以上,映画.comより)