007 スペクター(2015,米)

007 スペクター ―ヴァルツの「ちっきしょー!!」って顔がもっと見たかった―


解説:ダニエル・クレイグが4度目のジェームズ・ボンド役を演じる「007」シリーズ第24作。前作「007 スカイフォール」に続きサム・メンデス監督がメガホンをとり、レイフ・ファインズベン・ウィショーナオミ・ハリスら共演陣も続投。新たなキャストとして、ボンドガールとなるモニカ・ベルッチレア・セドゥー、「SHERLOCK シャーロック」のアンドリュー・スコット、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のデビッド・バウティスタ、そしてオスカー俳優のクリストフ・ワルツらが参加。「スカイフォール」で焼け残った写真を受け取ったボンドは、そこに隠された謎を追って単身メキシコ、ローマと渡っていく。その過程で悪名高い犯罪者の美しい未亡人ルキア・スキアラと出会ったボンドは、悪の組織スペクターの存在を突き止めるが……。(以上,映画.comより)


2月18日(木)ユナイテッドシネマ・キャナルシティで鑑賞。明日で上映終了なので2200の回だけどなんとか到着。なお終演は0040なのでもちろんタクシーで帰宅。

さて,いつものように忘れないうちに感想などを記録。後で修正する可能性あり。

とにかくかっこいい。みんなかっこいい。スタイルも,ファッションも,しゃべり方も!もう登場人物たちの着こなしやしゃべりを見ているだけでうっとりしてしまう…。

まずつかみのオープニング。メキシコシティのカーニバルのなかを長回し(風の?)カメラワークでスタイリッシュに歩くボンド。ガイコツ仮面をしていても,タキシードのバックに背骨と骨盤ががペイントされていても,もちろん彼はボンド。ジェームズ・ボンド。一瞬で仮装を脱ぎ捨ててブリティッシュスーツに変身。いつの間にかライフルを構えて……と,この流れが本当にかっこいい。

敵の動機がお子様すぎる…というのはいいとしても,お子様な理由ならそれをもっとこじらせてほしい。理由の割にはあっさりすぎる。

ヴァルツの「ちっきしょー!!!!!」って顔がもっと見たかった。最後はコテンパンになるのだけれど,それまでにじわじわと追いつめられていたために彼は「傷」を負っていた。その「傷」のインパクトが強すぎるせいで,最後に引導を渡されるときの彼の表情がちょっと分かりにくい。もっと「ちっきしょー!!!!!」って感じが見たかった。