ブリッジ・オブ・スパイ(2015,米)

ブリッジ・オブ・スパイ ―王道大作に文句なし。長く愛されるべき作品。― 解説:スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演、ジョエル&イーサン・コーエン脚本と、いずれもアカデミー賞受賞歴のあるハリウッド最高峰の才能が結集し、1950〜60年代…

007 スペクター(2015,米)

007 スペクター ―ヴァルツの「ちっきしょー!!」って顔がもっと見たかった― 解説:ダニエル・クレイグが4度目のジェームズ・ボンド役を演じる「007」シリーズ第24作。前作「007 スカイフォール」に続きサム・メンデス監督がメガホンをとり、レイフ・ファイ…

最近見たDVDなど

最近見たDVDなどを忘れないように記録しておきます。 SHERLOOK シーズン1(2010,BBC)今週末に公開されるのを前に,シーズン1を一気見してしった。一言でいうと漫画的。コミックス的。とにかくホームズ&ワトソンのキャラクターの魅力が立っている。現代ロンド…

再び,再開

映画の記録をつけるのをしばらくサボっていたけど, 忘れたくないので再開します。 とりあえず,覚えているところから記事だけ作って, 後で時間があるときに感想を書き込んでいこうと思います。

アメリカン・スナイパー(2014,米)

アメリカン・スナイパー ―気を使いすぎてどっちつかず― ストーリー:イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。スナイパーである彼は、「誰一人残さない」というネイビーシールズのモッ…

【DVD】裏切りのサーカス(TINKER TAILOR SOLDIER SPY,2011,英仏独)

裏切りのサーカス ―最高の悲劇には最高のカタルシス― ストーリー:東西冷戦下の1980年代、英国諜報(ちょうほう)部「サーカス」を引退したスパイ、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)に新たな指令が下る。それは20年にわたってサーカスの中枢に潜り込ん…

エクソダス:神と王(EXODUS:GODS AND KINGS, 2014, 英・米・スペイン)

エクソダス:神と王 ―兄弟ケンカ再び,でOK?― ストーリー:紀元前1300年。最強の王国として名をはせるエジプトの王家に養子として迎えられて育ったモーゼ(クリスチャン・ベイル)は、兄弟同然のような固い絆で結ばれていたはずのエジプト王ラムセス(ジョ…

再開

3・4年放置していましたが,最近また映画鑑賞熱が沸いてきました。 また記録していくかもしれません。

ミッション:8ミニッツ(Source Code, 2011,米)

ミッション:8ミニッツ ―全てを満たす傑作!― あらすじ: シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事故が起こり、事件を解明すべく政府の極秘ミッションが始動。爆破犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、犯人を見つけ出すという任務遂行のため、軍のエリート…

ツリー・オブ・ライフ(2011,米)

ツリー・オブ・ライフ 〜タイトルそのまんま〜 何かの比喩かと思っていいたが,比喩でもなんでもなく,そのまんま「ツリー・オブ・ライフ」についての映画だった。ブラピとショーン・ペンの共演を期待していた(おそらく日本の大半の)観客にとっては期待は…

塔の上のラプンツェル(Tangled, 2010, 米)

塔の上のラプンツェル 〜意外とオトナな結末〜 ユナイテッドシネマ・キャナルシティで鑑賞。吹替え版しかないことが猛烈に不満!ちなみにエンジェル・ウォーズは”IMAX版のみ字幕”という望みが残されているが,こちらは完全に字幕なしだからひどい。で,どう…

ヒア・アフター(2011,米)

ヒア・アフター 〜冒頭がピーク〜 ここ1,2ヶ月は忙しくてほとんど映画館に行くことができなかった。それでもいくつかは鑑賞したの忘れないうちに記録記録っと……。偶然にも数日前に「グラン・トリノ」をBDで鑑賞。余韻をたっぷり引きずったまま観てしまったの…

英国王のスピーチ(the King's speech, 2010,英豪)

英国王のスピーチ 〜オスカーはぜひチャーチルへ!!〜 何とかアカデミー賞の発表前に観ることができました。真面目で誠実で,でも硬すぎずお茶目なギャグもところどころにちりばめられていて,そして最後はしっかり盛り上がってジ・エンド。とても完成され…

レッド(2011,米)

レッド 〜那智さんの吹替えでもう一度〜 大好きです。何がって,ブルース・ウィルスが理不尽に痛めつけられても頑張る姿が♪「ダイハード」シリーズ(特に1と2)やら「隣のヒットマン」やらとにもかくにもブルース・ウィルスといえばこれでしょ!という期待を…

ウォール・ストリート(2011,米)

ウォール・ストリート 〜ラブ&ミステリー〜 1987年版「ウォール街」の後日談という位置づけなのかと思いきや,前作とのつながりは思いのほか少ない。いやほとんどない。「ブルースター航空」という単語が数回と,パーティでチャーリー・シーンが登場するだけ…

GANTZ(2011,日)

GANTZ 〜「世にも奇妙な物語」でオーケー〜 ちょっとコメディ要素のあるシュールな雰囲気,一人称視点,絶妙なエロとグロ。完全に深夜23時代の連続ドラマでも観ているかのような気分です。いや,それを狙ったのかも。フジテレビが作れば『世にも奇妙な物語』…

ザ・タウン(2010,米)

ザ・タウン 〜アラフォーおっさんの自分探し〜 残念ながら作品賞のノミネートはありませんでしたが,ベン・アフレックの監督兼主演作。ベン扮するダグの相棒役には「ハート・ロッカー」で爆弾処理が得意なサビシイ兵士を演じたジェレミー・レナー。ヒロイン…

キック・アス(2010, 米)

キック・アス 〜ボッコボコにしてやんよ♪〜 登場人物がことごとくかっこいい。まずはニコラス・ケイジ扮するビッグ・ダディ。このオヤジがおかしすぎる。自分の娘(11歳)に防弾チョッキを着せて銃に撃たれる練習をさせているのが登場シーン。ビッグ・ダディ…

ソーシャル・ネットワーク(2010,米)

ソーシャル・ネットワーク 〜若者ならではのイタさ。ほろにが青春映画〜 久しぶりに大本命の試写会。相方さんと観に行ってきました。楽しみにしていたので前情報はなるべく遮断して臨む。ドキュメンタリーっぽいのかな?ぐらいの気持ちで。 マシンガントーク…

戦場でワルツを(Waltz with Bashir, 2008,イスラエル)

戦場でワルツを 〜劇画のインパクト勝利〜 前編アニメーションのドキュメンタリー。ブルーレイで鑑賞したためかもしれないが,非常に色彩がきれいで夢を見ているかのような(いやむしろ夢に出てきそうな)気持ちにさせてくれる映画。黒、青、黄色を多用した…

ハリーポッターと死の秘宝part1(2010,英米)

ハリーポッターと死の秘宝part1 〜そろそろ名探偵コナンくんの出番です〜 本当はユナイテッドシネマ・キャナルシティのIMAXで観たかった。でも終電時間から逆算するとどうやっても時間が合わずにムリ。結局、しぶしぶと普通の字幕で鑑賞。暗い,本当に暗い。…

裁判長!ここは懲役4年でどうすか(2010, 日)

裁判長!ここは懲役4年でどうすか 〜お堅い話だからこそゆるい感じで〜 ついにこの日がやってきた。シネリーブル博多駅での貸切鑑賞。なんと始めから終わりまで、正真正銘、私1人だけでした。まぁ普段の様子からしていつかこんな日がやってくるだろうとは思…

キス&キル(Killers, 2010,米)

キス&キル 〜あらためて本家の偉大さを痛感〜 「恋した相手は、なんと凄腕スパイでした!」というこのジャンルも,いよいよ確立してきた感がある。スパイ・ラブコメ・アクションとでも呼びますかね。本作の少し前に公開された「ナイト&デイ」ももちろん鑑…

ノーウェアボーイ-ひとりぼっちのあいつ-(Nowhere Boy,2009,英)

ノーウェアボーイ 〜これは伝記ではない〜 金曜夕方の天神東宝,お客さんは10人ぐらいかな。テレビCMもしていない作品だからもっと少ないだろうと思っていたけれど,そこはさすがに世界中が知っている,アノ彼のお話ってだけはある。 というよりそもそも福岡…

10月のDVD

○カイジ-人生逆転ゲーム-(2009,日) えらく早い地上波放送だな、と驚いていたら、カイジ役の藤原竜也の新作映画の宣伝だった。 相変わらず藤原竜也くんは悩める青年役がハマっているけど、やっぱり全ては利根川役の香川照之さんに持ってかれている。やっぱ…

10月の映画館

○ナイト&デイ(2010,米) トム・クルーズが凄腕スパイ。これだけで作品は8割がた完成したようなものだ。そこにキャメロン姫が加わるなんて。さすが二人そろうと貫禄が違う。ただそれだけで贅沢な世界観が作られてしまう。 ただし、主役級の二人を一つの作品…

彼女が消えた浜辺(About Elly, 2009,イラン)

彼女が消えた浜辺 〜イラン発・密室心理サスペンス劇〜 地味だけど味わい深い一品。なぜエリは消えたのか。このナゾを軸に、居合わせた人々の人間ドラマが繰り広げられる。 彼女は子どもを助けるために海へ入って溺れたのか。それとも勝手にバカンスを切り上…

ヤギと男と男と壁と(The Men Who Stare at Goats, 2010, 米)

ヤギと男と男と壁と 〜オビワンもびっくり〜グダグダ系コメディとしては昨年公開の「バーン・アフター・リーディング」以来の面白さ。あ、ジョージ・クルーニーはどっちにも出演してる。こんなに面白いんだったらシネリーブルみたいな小さなところじゃなくて…

最近観たDVDとか(9月第3弾)

○コーヒー&シガレッツ(2003,米)ロベルト・ベニーニ、スティーブ・ブシェミ、ケイト・ジュランシェットなどなど、ユニークな俳優さん(やミュージシャン)たちで彩られたエピソード集。かっこいい。コーヒー(たまに紅茶)とタバコだけでこんなコジャレた…

最近観たDVDとか(9月第2弾)

○ミルク(2008,米) ゲイであることを公表して公職に就いたハーヴェイ・ミルクの伝記映画。なので結末ははじめから分かっている。それでも特に後半以降、同期議員のダン・ホワイトとの駆け引きが始まると、緊張が高まってくる。 この作品の魅力は、やはりシ…