ブルーノ(2009,米)

ブルーノ 〜女性ひとりで行くなら相当の覚悟を!〜


平日の夕方、ユナイテッドシネマ・キャナルシティ13の中の200名収容スクリーンには3名の観客。中年の男性2名と私。私は前方ど真ん中。そして映画はスタート。
えーっと開始15分で、退席するかどうかをマジで迷いました。映画館でそんなこと思うのは初めてのことです。卑猥すぎて笑うしかない…。

ボラット」のサシャ・バロン・コーエン主演のモキュメンタリー。今回はオーストリア出身でゲイのファッション評論家という設定。設定にもうひとつ、常識がない、という点を加えたほうがいいと思う。まぁだからこそ映画が成り立つんだけど。

ギャグというかなんというか、とにかくブルーノは命がけ。「これ、ほんとに無事に戻ってこれたの!?」とびびるシーンの連続で、殺されても不思議じゃないと本気で思ってしまう。というかなんというか、とにかくあっけにとられるしかない。

「交換したのよ」「いったい何と?」「ipodと」(大ブーイング)
「おたくのボスはホームレスのサンタみたいだからヒゲ剃った方がいいよ」「…失せろ」(通訳涙目)

一見の価値があります。なんてったって本物なんですから。