ハングオーバー(The Hangover, 2009,米)

ハングオーバー 〜下品なんだけど品がある(気がする)〜


署名活動にも参加して待ちに待った公開です。シネリーブル博多駅のレイトショーは10人弱。いつもより多い。みんな待ってたんだろうなー。ブロマンスってことで男性同士の客もいた。というか女性一人ってのは私だけかも。

バチュラーパーティ、ラスベガス、一人ひとりは友人思いの小市民、楽しいはずが羽目をはずしすぎて結婚式に間に合わない……って、これって「ベリー・バッド・ウェディング」じゃん!
「ベリーバッド…」はブラックというか狂気だったのに対して、本作は完全なコメディ。レーティングはついているけど、これって子どもが観ても問題ないんじゃないかなと思う。いうなれば、「ベリー・ハッピー・ウェディング」。
脚本が優れているので自然に物語の中に入り込んでゆくことができる。一人ひとりのキャラクターが魅力的だし、次々に判明していく事件も笑えるものばかり。ギャグばかりでは下品になってしまうけど(いや、十分下品なのかもしれないが…)、ちょっと切ないエピソードとかが巧みに挿入されていて、これがまたよい。大物有名人の友情出演とか、別にいらなかったんじゃないかな。

エンドロールで明かされるデジカメの写真も面白い。仕事帰りの疲れた体にはちょうどよいエンターテイメント。