キック・アス(2010, 米)

キック・アス  〜ボッコボコにしてやんよ♪〜


登場人物がことごとくかっこいい。まずはニコラス・ケイジ扮するビッグ・ダディ。このオヤジがおかしすぎる。自分の娘(11歳)に防弾チョッキを着せて銃に撃たれる練習をさせているのが登場シーン。ビッグ・ダディへの変身(メイク)シーンでは目がイっちゃってる。暗闇のなか炎に包まれながら娘に的確な指示を出す場面では,思わずダディ死なないで〜〜!!と心で叫んでしまった。

それから娘のヒット・ガール。誕生日プレゼントは高級バタフライナイフ2本セットっておかしいやろ。ナイフやメカを使いこなし車の運転もうまい。でも見せ場は暗闇での一人立ち回りとラストのボスとの戦い。声もカワイイし,萌!

そう考えると主人公デイブ(アーロン・ジョンソン)がかすんじゃうけど,あの親子だけしか登場しなければただのアクション映画になっちゃうもんね。青春,ロック要素はデイブがひとりで担っている。まるで「エデンの東」状態のジョン・レノンの学生時代を演じたかと思えば次はこれ。でもどちらもロックってことでオーケー!

キャラクター以外の点では,色合いがステキ。原作がアメコミなだけにアメコミ的風合いのポスターなどもかっこいい。