2010-01-01から1年間の記事一覧

NINE/ナイン(NINE, 米,2009)

ナイン 〜元ネタ知らないとただの豪華な白昼夢〜 中洲大洋で観賞。ここの劇場はほんと贅沢だ。座席一人あたりのスペースは広いし椅子もでかいし背もたれはスライドする。レディースデイ料金で入った自分が申し訳ない気がしてくる。観たい映画はたくさんある…

ハート・ロッカー(米,2009)

ハート・ロッカー 〜描かれた死の意味〜 この映画には、いくつかの”死”が描かれている。どれも衝撃的なシーンだ。爆弾処理中の米兵、銃撃戦、テロによる爆死、子どもの死体に民間人の”人間爆弾”など。 「死を描く」ということは、衝撃を描くということだ。わ…

最近観たDVD

リビングにREGZAがやってきた。14インチブラウン管はまだ映るけどレグザには適わないので,もったいないけどエコがえ。そして映画をたくさん観たい。 ○アンヴィル-夢を諦めきれない男たち-(米,2009)ロックだ。15歳で結成され30年以上続けているバンド「ア…

シャーロック・ホームズ(2009,米)

シャーロック・ホームズ 〜テンポとセンスと効果音〜 久しぶりの試写です。というよりも久しぶりの映画です。やっぱ映画はスクリーンで観るに限るなーと思った作品。完全なエンターテイメント。ちょいワル親父にキレイで賢いヒロイン,テンポのよいストーリ…

インビクタス-負けざる者たち-(invictus, 2009,米)

インビクタス 〜文部科学省優良作品、にしたい〜 久しぶりに中洲大洋劇場へ、しかも自転車で行ってみました。前々から自転車中心生活をしたいなと考えていて、天神とか博多駅ぐらいの距離なら日常ツールとしたいところ。でも、いざ出かけるとなると結局いつ…

オーシャンズ(2009、仏)

オーシャンズ 〜だまってりゃ最高なのに〜 ドキュメンタリー映画史上、最高額の製作費らしい。なんと70億円。エンドロールを最後まで読めば、世界中の海という海(浜辺や磯部を含む)で撮影していることが分かる。 それにしてもこの作品、お金はもちろんのこ…

ラブリーボーン(2009,米)

ラブリーボーン 〜想像力の限界〜 今年3本目の試写。現実世界で生きる人々の様子と、死んでしまったスージーがいる天国(?)の様子。この二つが交互に描かれながら物語は進む。 現実の様子はさておき、この天国のシーンが問題だ。CGを巧みに使いながら、天…

おとうと(2010,日)

おとうと 〜泣きと笑いのバランス感覚〜 今年二本目の試写。正直言ってあまり期待していなかった。というのも,まぁこれは私の見る目がないだけなのかもしれないけど,とにかく最近の邦画の現代劇にはずっと外されっぱなしで,しかも今回もタイトルからして…

(500)日のサマー((500)days of summer,米)

(500)日のサマー 〜君の幸せを、祈ってるよ〜 中学生みたいな恋愛をしちゃっている大人(おそらくみんな30歳は越えているだろう)たちのお話。30代の青春映画といったところでしょうか。前回の「かいじゅうたちのいるところ」に続いて今回も青春映画。いやぁ〜…

かいじゅうたちのいるところ(Where the wild things are, 米,2009)

かいじゅうたちのいるところ 〜かいじゅうたちの青春映画〜 2010年,一発目の試写です。 原作は同名の絵本。何でも世界中で何百万冊も売れた超有名作品らししいのだが,読んだことがないため予備知識はゼロ。監督は「マルコビッチの穴」のスパイク・ジョーン…